農薬は対処療法

耐性生物

作物の雑草や害虫、病気には困りますね!

現在はホームセンターに行けば、ちょっと前までは
農家さんしか入手できなかった専門的な農薬も入手可能な
時代になり、簡単に使うことができるようになりました。

ただ、農薬は専門知識が必要な物もあり安易に使用すると
思いがけない影響を周りや自分自身に与えてしまうため注意が必要です。

また、農薬の効果は一時的なもので将来に渡って持続することはありません。
よって、毎年繰り返して使用しなければなりません。

農薬には必ず耐性を持ったものが現れる

「インフルエンザ集団感染」なんて嫌な言葉を聞く時期になりました。
最近では新薬が開発され、以前の薬よりも短時間で症状が改善されるようですが・・・・
何という事でしょう、既に耐性を持ったウィルスが発生したようです。
ニュースによると、ある小学校の集団感染の中で20%以上の子供は
耐性ウィルスによるものだと報じられています。
怖いですね~!

インフルエンザと同様農業やガーデニングでも雑草に対する除草剤
害虫に対する殺虫剤を使いますよね!
でも、使うことで耐性を持った生物が必ず生まれてきます。

除草剤では、時期になるとホームセンターに山積みで売られている
ラウンド◯◯、元々アメリカの大手遺伝子組換え作物企業が
この除草剤でも枯れない大豆を遺伝子操作で作り、他の雑草は
根絶やしにするのが目的で作り出されたそうです。
除草剤でも枯れない大豆と云うことは、その中に除草剤に対抗できるだけの
物を持っているという事で、当然自然発生する物ではありません。
よって、食物として摂取し続ければ何らかの影響が出て然りですよね!
企業側は「5年間摂り続けても全く影響は無いので安全です。」
と発表しているそうですが、では、5年以上取り続けた場合はどうなのか?
かなり深刻な症状が出る様です。怖い怖い

話は逸れましたが、最近この除草剤に耐性を持った雑草が出て来ているそうです。
皆さんも一回は除草剤を使用したことがあると思いますが、恒久的に雑草が
生えて来ないなんてことは無いですよね!
使用後ある一定の期間草は枯れますが、時間が経てば必ず草は生えてきます。
時間の経過と共に除草成分の効果は薄れていくのですが、薄れた時に生える
草が耐性を持ってしまうのです。
最初は微弱な成分にしか耐えられなくても、毎年繰り返す事で蓄積され強い成分にも
耐えられるだけの物を自然と身に着けてしまうんです。

害虫をやっつける殺虫剤も同じことで、必ず耐性を持った害虫が出てきます。
ゴキブリが良い例で、一度使うと必ず耐性を持った個体が発生してしまい
初期の殺虫剤では駆除できなくなります。
なので、殺虫剤メーカーは毎年新商品(より強力な)を出し続けなければならないんです。

まさにイタチごっこ。

この様にどんどん強い耐性をもってしまい、将来的には何も効かない
ものが生まれて来るかもしれませんね!

農薬はその場限りの対処療法

中段でも除草剤で書きましたが、農薬とは一回使用すれば何年にも渡って
効果が持続するなんて事ありませんよね!
必ず次の年、また次の年と毎年使うのが当たり前ですよね!

種類もたくさんあって、病気や害虫の種類によって使い分けなければなりません。
それを毎年繰り返すことが本当に良いのでしょうか?
私は、農薬を使うことがかえって手間を増やし、時間やお金を無駄にしている
気がしてなりません。

農薬の取扱説明書には手袋・マスク・保護メガネの全てか何れかを着用するように
必ず書いてあります。(着用する必要はありませんなんて見たこと無い)
それだけ人体にも有害だということです。
毎年使い続ければどんな影響が出るか考えたくもありません。

全てはバランス

最近「健康は腸内バランス」だと良く聞きますが、野菜や草花を育てるのも
土壌内の生物バランスだということをトマト・ナスの連作で学びました。
ワンシーズン作り終えたらそこの土壌内の環境をまた元の状態に戻してあげれば
次のシーズンも同じ場所で同じものが育てられるんです。

害虫に関しても使用する農薬が目的の害虫にだけに効けば良いですが、同時に
益虫も殺してしまうのが問題で、害虫が大量発生する原因の一つは益虫が減って
バランスが崩れてしまっているからなのです。
土の中も同じです。
食物連鎖で見ると必ず捕食者はピラミッドの上の方で数は少ないですからね!

なので、野菜もバランスの良い環境で育てると農薬なんてあまり必要無いんですよ。

チョット見方を変えれば

「虫の付いた野菜は嫌だ」「病気に掛けたくない」「雑草は見た目が悪い」
なので農薬を使う。

でも、見方をチョット変えれば
虫はネットで防げますしホームセンターへ行けば防虫資材があります。
病気も調べれば、畑の風通しが悪いとか何か原因がある筈です。
雑草も上手に付き合えば土を柔らかくしてくれたり、中にはヨモギの様な
益虫(てんとう虫)を呼び寄せたりと防壁になってくれる物もあります。

皆さんも自然と上手にお付き合いして元気で美味しい野菜を作りませんか?